【日本高配当株】サービス業 コロナショックを受けても減配しない財務優良銘柄

日本の高配当株

こんにちは!今回はサービス業のCDS株式会社です。今回も、いつも通り企業情報と業績を記載していきます。個人的になるべくリスクが低く高配当と呼べる銘柄を選定していますので、日本の高配当株投資を始めたい人の参考になればと思います。

それでは興味のある方は読んでいってください。

どういった目線で銘柄探しをしているかは下記を参照してください。

それではまずは企業概要から見ていきます。

【日本高配当銘柄】CDS(2169) 企業情報

◆企業概要

まずは企業情報になります。

CDS株式会社の本社は愛知県岡崎市です。資本金は9億4,000万円、従業員数(連結含む)は707人(2021年12月時点)です。もともとは1980年に技術出版物専業会社として中央立体図株式会社を設立したのが始まりです。事業内容は企業向けの取扱説明書や技術仕様書などの整備から教育系のデジタルコンテンツの制作、3D CAD設計まで行っています。

私は業務上、自部署や他部署へのマニュアル作成を行う事があります。実はこの仕事が本当に面倒で時間がかかります。ただ社内事情も考慮して作成する必要があるため、こういったことが委託できるとは考えもしませんでした。これが実現できるなら、自分は技術的な業務に専念できるので、とても効率的だと思います。

◆売上高推移

次に2021/2022年の売上高推移になります。グラフは21/22年12月売上高実績と23年12月予想となります。23年12月は100億円を超える予想となっており、順調に成長する見込みとなっています。この成長を支えているのは、ピンク色で表示された技術システム事業の成長が大きいです。この技術システム事業の伸びは、コロナ規制緩和により、投資を再開する企業が増えITインフラやシステム開発案件が増加したことによります。

技術システム分野はまだ伸びる可能性を持っていますので、今後も成長する期待が持てます。不安材料は、「ドキュメンテーション」、「エンジニアリング」の2つの事業の伸びが小さいこと。売上高の25-30%を三菱自動車と1社に占める割合が多いことです。

ここまでは企業情報と事業別売上高推移を見てきました。ここからは過去からの推移データを交えて企業の安定性をみていきたいと思います。


証券口座ならSBI証券がおすすめ!


【高配当銘柄】CDS 業績データ分析結果

◆評価得点分布

評価得点はどの項目も高得点です。得点が低いのは現金同等物のみと優良銘柄です。現金同等物は、評価期間の前半の伸びが低かったためにこの得点となっていますが、期間の後半は順調に伸びてきていますので、大きな問題はありません。これについては交換の推移データのところで見ていきましょう。

◆業種内順位比較

次に業種内での順位比較です。サービス業は510社ありますので、各項目が業種内ではどれくらいの位置にいるかを示しています。ここでは、売上高の業種内順位を基準として、その順位より低い項目があるか見ていきます。CDSのサービス業内での売上高の順位は244位この順位より低い項目は、「ありません」でした。何かしら低い項目はあるものなのですが、ないものはないので次に行きたいと思います。数字的には弱点のない良い企業です。

次からは過去からの推移データをもとに、業績を見ていきます。

◆売上高・営業利益・営業利益率

売上高は、この記事の最初のほうで景気敏感株と記載しましたが、それを示す通りコロナ影響を大きく受け、2020/21は大きく売上高を落としています。営業利益率も10%程度まで落ち込みましたが、その後は改善し売上高・営業利益率ともコロナ前とほぼ同水準まで戻しています。まずはコロナ前水準まで戻っていますので一安心です。
営業利益率は、コロナショック影響を受けた2020年以外は10%以上をキープしており、近年は15%を超える高収益企業といえます。

◆EPS・有利子負債・有利子負債率

EPSは、長期的に緩やかな右肩上がり成長でしたが、2020年にコロナショックにより急落しています。ただし2022年にはコロナ前水準まで戻しており、2023年はさらに成長予想となっています。

有利子負債はある程度の負債はありますが、保有している現金同等物以下の負債であり実質無借金といえそうです。また負債率も年々減少しており問題はありません。

◆自己資本比率・営業CF・現金同等物

次は自己資本比率です。自己資本比率は70%前後をキープしており、コロナ後は80%に迫る高水準です。営業CFはマイナスはなく、現金同等物は2020年までは緩やかな増加傾向でしたが、2021年から急激に増加しています。これをみるに営業CFや現金同等物も問題ありません

◆配当金・配当性向・流動比率

配当金は10期以上減配はなく、きれいな右肩上がりです。配当性向は「30%を下限として」という方針はありますが、40~50%で推移しています。コロナショック時は配当性向を54.1%まで上げてでも配当金を減配しなかったのは好印象です。前述のEPSは順調に成長していること、22年12月期は配当性向も40.7%と落ち着いてきていることから、今後の配当金推移にも注目していきたいです。

最後に流動比率は、3.22と超優良となっています。

◆株価

最後に株価です。きれいな右肩上がりとは言えませんが、コロナショック以降は株価上昇中です。上昇中でも20%程度の下落はありますので、買い時はよく見極める必要があります。株価の上昇に踊らされずに自分が納得するタイミングで購入していきたいです。

【日本高配当銘柄】CDS まとめ

  • 個人的には、ありです。
  • 売上高の25-30%が三菱自動車と依存が大きい
  • 景気敏感株なので、納得したうえで購入する必要あり
  • コロナショック影響を受けたが、22/12にコロナ前水準まで回復
  • コロナショック時も配当を減配しなかった
  • 配当性向下限は30%だが、実際は40-50%と積極的に還元
  • すべての項目において、大きな悪材料は見当たらず、基本的に右肩上がりの業績
  • 評価点の低かった現金同等物も直近は急増中
  • 売上高の業種内順位より低い項目なし
  • 株価はコロナショック以降は右肩上がり。

以上、今回はCDSについて見てきました。三菱自動車への依存が大きく景気敏感銘柄ではありますが、業績は伸びてきている。コロナショック時も減配しなかった。など個人的にはいい銘柄だと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。また次の機会にお会いできるのを楽しみにしております。

※投資は自己責任になります。ご自身の判断で投資をお願いいたします。
口座開設ならポイントサイト経由だとポイントが付きます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました