【日本高配当株】2023年1月決算発表された保有株

日本の高配当株

こんにちは!もう決算発表時期ですね。今回は保有銘柄の中で23年1月に決算発表内容を紹介していきます。保有銘柄限定になりますが企業の業績把握の参考になればと思います。銘柄的には個人的になるべくリスクの低く高配当と呼べる銘柄を選定していますので、それなりに参考になる数値だと思います。

興味のある方は読んでいってください。

ちなみに私は米国株のインデックス投資と日本の高配当株でセミFIREを目指す40代サラリーマンです。日本の高配当株投資をしてみたいけど、どの銘柄を選べばいいかわからないという方は参考にしてください。投資歴についてはプロフィールに載せています。

またどのように高配当銘柄を探しているかは、過去の記事を参考にしてください。基本的にはこのシートを見ながら銘柄選定をしています。あとは分析シートでは表しづらい国内トップの大企業などは個別に確認して購入しています。それと長期保有を目的としていますので、2~3年で急上昇するような銘柄は対象外となっています。

それでは23年1月に決算発表のあった銘柄一覧から見ていきます

【日本高配当株】保有株のうち23年1月決算発表銘柄

保有株のうち23年1月に決算発表のあった銘柄一覧です。決算発表のあった銘柄は11社です。ただし兼松エレクトロニクス(8096)は兼松(8020)によるTOBにより上場廃止になりますので、それを除いた10社を見ていきます。

ちなみにTOBになったらどうしたらいいかは下記を参照してください。

今回の決算発表で増配発表があったのは、バルカー(7995)、蔵王産業(9896)の2社です。とくにバルカーの増配率は大きく、翌日の株価も10%以上あがりました。急激な増配銘柄は、その後の反動が怖いです。このため自分はコツコツ増配してくれる銘柄を好んで選んでいます。でも、たまにはこういったサプライズもうれしいです。これで今年度増配予定となった銘柄は10社中7社と半数を超えました。

配当金が据え置きとなっているのは、トーカロ(3433)、日本空調サービス(4658)、因幡電機電産(9934)の3社。また今回が本決算のキヤノン(7751)は、増配ですが通期で予想を下回る結果となりました。キヤノンについては、別記事を記載したいと思いますので、配当金据え置きとなっている3社について、決算を見ていきます。

【日本高配当株】配当金が据え置きの3社について

◆トーカロ(3433)

まずはトーカロです。とても営業利益率の高い銘柄として以前紹介した企業となります。紹介記事はこちら。

ここからは決算についてです

まずは決算短信を見ていきます。材料費やエネルギーコストの高騰によるマイナス面と半導体、FDP(フラットディスプレイパネル)の需要が好調なことが挙げられています。

また経常利益の増減要因分析(2023年3月期第3四半期決算補足説明資料抜粋)を見ても同様の事が記載されています。

これをみると電力費による負担増が大きいです。ただしそれを上回る売り上げをたたき出しているため、前年度比12.1%という営業利益が出せているようです。通期では7月29日発表の予測を据え置きています。進捗率も76.1%と悪くありません。

最後に業績です

はっきり言って悪くないです。4-12月までの業績を見ても売上高は前年度比13.0%増、経常利益は12.1%増と前年度を大きく上回っています。10-12月の業績を見ても売上高は11.7%増、経常利益は5.1%とこちらも前年度を大きく上回っています。4-12月業績に22年1-3月決算数値を単純に足してみると、11,511M円と予想の11,400M円を上回ります。また現在見込まれているEPSが122.36円です。近年の配当性向実績は39~40%ですので、配当性向39%想定で計算すると47.7円となります。ということで勝手に48~50円への増配を期待してしまいます。

◆日本空調サービス(4658)

今回紹介する3つの銘柄で一番困っているのは日本空調サービスです。今期に関しては、そこまで大きな期待は難しそうです。決算短信を見ると、

無菌化や感染防止、製薬工場などでの高度な技術力を必要とする内容が重視されている一方で、施設の維持管理コストの見直し意識が強くなっているようです。そうした中でニーズの掘り起こしなどを積極的行って、売上高は前年度比3.1%増となっていますが、経常利益は6.3%減となっています。この辺りは他の企業と同様の理由によるもののようです。

業績と配当推移です

年間の経常利益予想は3,000M円を据え置いています。4-12月の経常利益は1,642M円。21年、22年1-3月期の経常利益は1,000M円と他の期より多いですが、それを足しても2,700M円と予想に届かないです。EPSの予想は55.22円のため過去の配当性向からすると28円据え置きとなりますが、通期決算で下方修正が出た場合は減配の可能性大です。そうなると短期的には痛いですが、売上自体は伸びていますので、もう少し様子を見ていく感じなると思います。

◆因幡電機電産(9934)

こちらも過去の紹介記事があります。

まずは短信から

電設資材はコロナ前水準に戻りつつあるようです。ただ半導体不足や中国のロックダウンによりルームエアコンの出荷は伸び悩んだようです。それでも売上高は前年度比9.1%増、経常利益は20.6%増と大幅に増加し、第3四半期決算として過去最高業績を更新しており好調です。

業績推移とEPSです。

単純に22年4-12月業績に22年1-3月期の経常利益を単純に足すと、20,125M円と通期予想の18,200M円を大きく上回ります。現在のEPS予想は234.28円。過去の配当性向48-50%を加味すると113~117円ですので増配の可能性大ですので、通期決算に期待したいところです。

【日本高配当株】配当据え置き銘柄まとめ

◆トーカロ(3433)

・前年4-12月期比 売上高:13.0%増、経常利益:12.1%増と好調
・EPS想定から増配の可能性あり

◆日本空調サービス(4658)

・前年4-12月期比 売上高:3.1%増、経常利益:6.3減と苦戦
・通期で予想経常利益の3,000M円を下回る可能性あり
・下振れ時は減配の可能性あり

◆因幡電機電産(9934)

・前年4-12月期比 売上高:9.1%増、経常利益:20.8増と過去最高
・EPS想定から増配の可能性あり

以上、23年1月に決算発表があった銘柄紹介でした。3か月はすごく早いので、毎期見る必要はないと思いますが、半年や1年に1度くらいは保有株の決算を見てみてはどうでしょうか?

ただし、高配当株を保有していると、どうしても毎期決算を見てしまいます。。。2月の決算報告銘柄も楽しみにしています。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。また次の機会にお会いできるのを楽しみにしております。

※投資は自己責任になります。ご自身の判断で投資をお願いいたします。

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