決算発表記事3回目です。今回は保有銘柄の中で23年2月7日~9日に決算発表内容を紹介していきます。保有銘柄限定になりますが、企業の業績把握になります。また銘柄的には個人的になるべくリスクが低く高配当と呼べる銘柄を選定していますので、それなりに実情に合った数値で参考になると思います。
興味のある方は読んでいってください。
ちなみに私は米国株のインデックス投資と日本の高配当株でセミFIREを目指す40代サラリーマンです。日本の高配当株投資をしてみたいけど、どの銘柄を選べばいいかわからないという方は参考にしてください。投資歴についてはプロフィールに載せています。
またどのように高配当銘柄を探しているかは、過去の記事を参考にしてください。基本的にはこのシートを見ながら銘柄選定をしています。あとは分析シートでは表しづらい国内トップの大企業などは個別に確認して購入しています。それと長期保有を目的としていますので、2~3年で急上昇するような銘柄は対象外となっています。
それでは23年2月7日~9日に決算発表のあった銘柄一覧から見ていきます
【日本高配当株】保有株のうち23年2月7日~9日決算発表銘柄
保有株のうち23年2月7日~9日に決算発表のあった銘柄一覧です。
決算発表のあった銘柄は6社です。6社中3社は増配を決めており、残りの3社は今回の決算発表でも配当は据え置きとなっています。配当据え置きの3社のなかではSRAホールディングス(3817)、昭和システムエンジニアリング(4752)が通期で増配発表してくれると嬉しいな。という感じですね。九州旅客鉄道(9142)はコロナ禍からの回復中ですので、配当維持で十分です。中期計画でも配当93円の維持は表明してくれていますので安心感があります。あとは来年度以降に期待です。
今回の中で進捗率が75%を超えているのは、SRAホールディングス(3817)、昭和システムエンジニアリング(4752)、兼松(8020)、九州旅客鉄道(9142)、日本電信電話(9432)です。SRA HDはいろいろありそうですが、いったんは進捗率で考えると上記のようになります。
マイナス評価は特にありません。なので今回は、プラスにもマイナスにも載せていないライト工業の決算を見ていきたいと思います。本当はライト工業もプラス評価にしてもいいのですが、一応進捗率が71.6%と低めですので、そのあたりを紹介できればと思います。
【日本高配当株】各社の決算内容
プラス評価企業の決算短信コメント見ていきます
◆SRAホールディングス(3817)
近年盛んな業務効率化の需要が高く、売り上げが好調に推移したようです。これにより売上高は前年度比:12.3%増、経常経常利益が31.4%増とありえないような数字になっています。それだけ好調ということでしょうか。それでも原材料高や供給の停滞、海外景気が下振れした時の影響を考慮して、通期見通しは据え置きとなっています。売上高と営業利益は全く問題ありません。23年1月の売り上げも3,097M円とそこまで悪くありません。問題となるのは決算と同時に発表された特別損失くらいでしょうか。特別損失がどうなるかはわかりませんので、通期決算まであと3か月待つとしましょう。高配当投資なので、その辺は気長に待つ気満々です。
◆昭和システムエンジニアリング(4752)
こちらもSRA HD同様、生産性向上や競争力強化を目的とした投資が旺盛だったようです。これにより売上高は前年度比:7.9%増。経常利益は23.1%増とこちらもかなり好調です。ただしこちらも通期の業績予想は据え置きとなっています。配当も3月のみなので通期決算が楽しみです。
◆兼松(8020)
兼松です。今まで持っていませんでしたが兼松エレクトロニクスのTOBで得た資金で購入してしまいました。この銘柄は2015年に大きな変化があります。私の評価シートは2008年からの業績で評価しているため、この変化を拾って点数が低く採点されていました。ただ改めて2015年以降の業績を見るとそこまで悪くない。そしてお気に入りだった兼松エレクトロニクスを子会社化した。ということで売却益分で購入してしまったわけです。せっかく購入したので自分の確認の意味も含めて、どこかで企業紹介をしたいと思います。
◆九州旅客鉄道(9142)
この銘柄はコロナによる行動制限が緩和されるかどうか?だけが問題でした。10-12月期は行動制限もなく、今後も行動制限はなさそうですので、今後に期待が持てます。さらに西九州新幹線が開業しましたので、これが業績に貢献できるかどうかも注目です。旅行業界は今後正常化していく。そして九州旅客鉄道は93円配当を下限としつつ35%を目標する。としていますので、今後も持ち続ける予定です。
◆ライト工業(1926)
それではライト工業です。
民間建設投資は企業収益改善により持ち直し、住宅投資は比較的底堅い推移。政府建設投資は防災・減災、国土強靭化、インフラ老朽化対策など引き続き高水準で推移したことで好調な決算となっています。これにより10-12月決算は過去最高益となっています。
業績を見ていきます
4-12月期決算では、経常利益は21年度比-1.9%と若干マイナスとなっています。ただ10-12月期の経常利益は前年度比+2.9%と3ヵ月の数字としては過去最高益となっています。売上高は前年度比+7.0%ですので、ライト工業も例にもれず利益率は下がっていますが、例年1-3月期の業績が最もよく、20/21年度の経常利益はいずれも4,000M円を超えています。22年度も同等の経常利益を上げることで、目標の13,500M円を達成可能です。ということでライト工業に関しては全く問題はなさそうです。
【日本高配当株】保有株のうち23年2月7日~9日決算発表銘柄 まとめ
◆ライト工業(1926)
・1-3月期は高い業績を示すことが多いので、通期決算は問題なさそう
◆SRAホールディングス(3817)
・今期計上した特別損失が唯一の不安材料
◆昭和システムエンジニアリング(4752)
・23年3月期決算での増配発表に期待
◆兼松(8020)
・今期は兼松エレクトロニクス、兼松サステックを買収したため、来期以降の数字に注目
◆九州旅客鉄道(9142)
・コロナ影響も小さくなってきたので今後に期待
◆日本電信電話(9432)
・経常利益は前年度比:1.5%減だが大きな問題はなさそう
以上、23年2月7日~9日に決算発表があった銘柄紹介でした。今回は増配は厳しいが業績自体は問題がない企業ばかりでした。現在保有している銘柄は、長期保有目線の銘柄ばかりですが、それでも業績がいいのはうれしいです。あともう1回決算報告をして、それから銘柄紹介に移りたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。また次の機会にお会いできるのを楽しみにしております。
※投資は自己責任になります。ご自身の判断で投資をお願いいたします。
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