こんにちは米国株のインデックス投資と日本の高配当株でセミFIREを目指す40代サラリーマンです。今回はゆるっと9月の日経平均の振り返り記事になります。先週は日経平均株価が大きく下がりましたね。9月の株価推移はこんな感じです(楽天証券グラフ参照)。9月13日から下げはじめ、9月22日の米国金利引き上げ0.75%発表後は下落幅が大きい日が続きました。
9月単月では、8月31日の終値が28091.53円だったので、-2154.32円(7.67%)の下落となりました。下げ幅の大きい直近の1週間では、9月22日の終値が27,153.83円に対して、9/30の終値は25,937.21円と-1216円(4.48%)下落となります。
私の日本株も株価という点ではそれなりのダメージを受けました。9/22~9/30の下落率的は3.86%。日経平均と比較すると若干ダメージが軽減できています。ただし私の保有株は高配当メインですので9/29の利権落日に結構落とした銘柄もあり、過去の日経平均株価の下落時の所有株の下落率と比べると、思ったよりは下落した印象です。
今回は、あまり参考にあるかわかりませんが、日経平均の業種別下落幅と私の所有株で下落の大きかった銘柄と小さかった銘柄を紹介していきます。
ただし私が保有している目的は配当ですので、基本的に下落により株を売却することはありません。逆に欲しかった銘柄を買い足す感じです。ですので参考程度に見ていただけたらと思います。
全体の業種別下落率
まずは全体の下落率です。
上のグラフは9月の業種別下落率です。9月はどこのサイトでも取り上げられている通り海運業の下落が激しく下落率は約30%です。以降は製造関連の業種が並んでいます。アメリカの物価高騰が止まらない→利上げ加速→製造業の成長鈍化や生活への影響といった流れにより製造関係の株価が下落しています。一方下落の小さい業種は、陸運・空運・医薬品・小売業といった業種となりました。陸運・空運はコロナ禍からの脱却により観光業に明るい兆しが見えてきた点。医薬品や小売業は生活に直結する分野ですので、景気後退時でも一定量の売り上げが確保できる見込みから下落率が小さかったと考えられます。
9/22からの1週間の下落率も大きな流れは変わっていません。製造関連の下落率が大きく、生活必需品の下落率が小さいです。
私が所有している銘柄の下落率もみていきます。
保有銘柄の業種別下落率
保有銘柄の9月最終週の下落率は以下の様になりました。全業種でマイナスです。。。これでも評価損益がプラスなのが救いです。
◆下落率の大きい業種
最も下落率の大きかった業種は不動産業です。9/22の終値から14.5%の下落、続いてその他金融が8.7%、金属製品が6.5%となっています。銘柄的には約30銘柄所有していますが、不動産・その他金融・金属のいずれも1つの銘柄しかもっていなかったため、その銘柄の下落がそのまま下落率に反映されています。今回最も下落率の大きかった不動産業は、配当狙いで数年前から所有していた銘柄です。ということで利権落日の下落が激しかったですね。一部を売却してほかの銘柄と分散したいなと思っていたのですが、不動産はなかなかいいのがないです。でもこれを機にREITも含めて分散を考えてみようと思います。含み損にはなっていませんがいい勉強になります。不動産やREITの下落は、米国の金利上昇に伴い長期国債の利回りが高くなっているため、不動産やREITに対するうまみが低くなっていることが要因だと思います。あとは、金利差大きく円安になった。→それに伴い日銀が為替介入をした。→この為替介入により日本の金利の変更もあるのでは?という憶測もあるのかなと。ただ日銀の黒田総裁は、金利緩和は継続していく。と宣言していますので、これがいつまで続くか?もしくはすでに金利上昇も織り込んでの下落となっているでしょうか??いずれにしても今後も上下しそうです。
他には金属製品や電気製品といった製造関係が下落しています。これは不況になったときは贅沢費を削ればいい。という考えから生活に直接関係のない機械製品関連に影響が出た形です。さらに足元では原材料費も高騰してきており、企業の利益率を圧迫しているのも影響していそうです。決算発表でも売り上げは好調だが、営業利益が落ちている企業が多いですよね。ここ1,2年をどうしのいでいくのか見ものです。
◆下落率の小さい業種
次は下落率の小さい業種についてです。私の保有銘柄で下落率の小さかった業種は小売業です。次いで医薬品、サービスといった業種が続きます。これを見ると、やはり生活に密着した業種は、影響が小さかくなっています。小売業も不況になれば少なからず影響は受けます。ただし生活するために必要なものは購入しないといけませんので、ある程度下落が抑えられた形です。医薬品も同様ですね。何かあれば薬は必要になる。また一定量は必ず服用しないといけないという枠がある。こういったことから医薬品も下落率が小さいです。ただし医薬品の高配当株もいいのがないです。。。ただし配当利回りは低くても財務健全で増配をしている銘柄はありますので、小さく買って増配するのを見守る形の投資も探っていきたいです。これは!というのを見つけたら紹介しようと思います。ということで生活に必要な分野での下落が小さい。という結果でした。
日経平均との比較
最後に9月最終週の日経平均と所有銘柄との業種別下落率比較です
9/26-30は前述の通り、利権落日の影響もあり一部銘柄でかなり下落したものがあります。それもあり日経平均よりも下落率が大きい業種もあります。ただし日経平均よりも下落率の大きい業種は、単銘柄所有の業種が多く、複数銘柄所有している業種は、日経平均と同等もしくは下落率が小さくなっています。ここにも分散の大事さが出ていますね。きちんと業種と銘柄を分散することで利権落日前後でも日経平均と同等以上の成績を残すことができそうです。
まとめ
今回は、株式相場に影響を受けた業種について記載しました。あくまで私が保有している銘柄でのデータであるため、全体のデータとは差があります。全体の業種別下落率を把握している方は、1個人投資家とのデータ差分の参考にしていただけたらと思います。
高配当株だと多少の下落でも売りに出す人が少ないので、そこまでの影響は出ないと思っていたのですが、今回は利権落日と重なっていたので、それなりに落ちましたね。今度は利権落日と関係のないところで株価の下落があったときに、日経平均と高配当株との下落率の違いを比較してみようと思います。それでも高配当株は日経平均よりは価格変動が小さいので、安心して長期で持てる資産だと思います。2年前まではかなり株価の変動に一喜一憂していましたが、最近は穏やかに株価変動を見ていられます。
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