SPYDとは?
SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)は、State Street社が運用している米国高配当ETFです。
ETFは、“Exchange Traded Funds”の略で、「上場投資信託」と呼ばれています。
連動する指数は株式だけでなく、債券、REIT(リート)、通貨、コモディティ(商品)の指数もあります。投資先も日本から海外に広がり、投資しにくい国と地域と資産に手軽に投資ができるようになりました。各銘柄により、それぞれの投資先の特色がありますので、購入時は内容を確認して納得のいく商品を購入しましょう.
SPYDの場合は、S&P500に採用されている銘柄の中で、配当利回りの高い80銘柄の株価を指数化したものです
VTやHDVについても記事がありますので、下記を参考にしてください
SPYD組入銘柄
SPYDの組み入れ銘柄上位10社は以下のようになっています。
上位10社の組入比率からわかるように、80銘柄をほぼ均等に配分しています。
業種別構成比率は以下のようになっており
様々な分野に配分されていることがわかります。
配当の上位80社。といってもこれだけ業種が分散されているのは安心材料となります。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ参照
利権落ち日はいつ?
配当月は、3月、6月、9月、12月の年4回となっており、
配当をゲットするためには利権落ち日の前日までに購入しておきましょう。
2021年の利権落ち日は以下のようになっています
・2021年3月19日(金)
・2021年6月18日(金)
・2021年9月17日(金)
・2021年12月17日(金)
次回の配当をゲットするためには、2021年12月16日(木)までに購入を済ませておいたほうがいいでしょう
配当(分配)金の利回りはいくら?
2021年9月の配当金は0.38658ドル/株。利回りは、3.88%でした。
過去5年間の分配履歴を見ると、2017~2019までは増配傾向でしたが、コロナ影響で2020は前年比で減配となっています。
2021年は年間では増配できそうですが、6月、9月の配当金を見ると2017~2018当たりの水準です。
12月以降の増配に期待したいです。
SPYD以外の米国高配当EFT(HDVやVYMについて)
そのほかにも高配当ETFとして有名なのが、HDV(iシェアーズ コア米国高配当株 ETF)とVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)です。
それぞれの特徴は下記表を参照にしてください。
どのETFも経費率は0.1%以下と低経費率となっています。
取引には経費が掛かりますので、経費が低いというのは投資には非常に有利です。
経費率が高いとそれだけで損をしています。
また各ETFはそれぞれ特徴を持っているので、自分の考えにあっているETFを選ぶのがいいと思います
HDVの組み入れ銘柄
HDVの組入銘柄の上位10銘柄は以下のようになっています
上位10銘柄で50%以上の構成比率となっている。
SPYDに比べると配当率は低くなりますが、健全性の高い銘柄の構成比率を厚くして、大きな崩れを防いでいる感じですかね
VYMの組み入れ銘柄
VYMの組入銘柄の上位10銘柄は以下のようになっています
上位10銘柄で23.5%の構成比率となっている。
約400銘柄といっても均等配分ではなく、比率を操作されています。
こちらもSPYDに比べると配当率は低くなりますが、
全米の400銘柄に投資されているので、広くカバーしたい。という方にお勧めです
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