EFT 1本で全世界に投資できるVTについて解説
昨日、2021年9月28日はVTの配当日でした。
そこで本日はVTについて説明していきます。
というタイミングでNYダウが-569.38ドル(-1.63%)の値下がりしましたね。
私としては下がったら買うスタンスなので、このまま今後の推移を見守りたいと思います。
それでは解説に行きましょう
HDVとSPYDについては下記の記事を参照してください
VTとは?
VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)は米国を含む全世界の先進国株式市場および
新興国株式市場を投資対象とし、全世界の大型、小型株の市場パフォーマンスを測定し、先進国や
新興国市場を含む47ヵ国の約8,000銘柄で構成されている
概要
VTの概要を以下に記載します。
VTは、米国のVanguard社が運用するヴァンガードトータルワールドストックETFのティッカーです。(ティッカーとはシンボルとも言い、日本株の銘柄コードのように個々に識別するためにつけられた記号です)
配当利回りはSPYDやHDVといった高配当ETFに比べて低いですが、全世界47ヵ国の8,000社に投資できるのでリスク分散できるという利点があります。また経費率が0.08%という、低経費率も魅力です。
2021年9月28日現在、楽天証券の米国ETFランキングで13位です。
株価推移
ここ10年の株価推移を記載します
過去10年の推移をみるとコロナショックで大きく落ち込んだ以外は、それほど大きな下落は見られません。この10年は世界経済が順調に成長してきている証拠ですね。今後も同様に世界経済が成長し続けるなら、さらなる株価上昇が見込める可能があります。
懸念点といえば、コロナショック後の急激な株価上昇が今後どんな影響を及ぼすか?です。ここは、定期的に株価推移を見守る必要があります。
組入銘柄紹介
VTはどのような銘柄で構成されているのでしょうか?組入銘柄TOP10は、以下の通りです。
世界の名立たる大手企業が名を連ねています。。。と思ったのですが、TSMC以外は全て米国企業となっています。そうなんです。全世界といってもやはり米国の影響力は大きい!
ただし、いずれも皆さんが知っている大企業ばかりなので、高配当ではなく、安定して成長してくれる企業を選択しているということですね。
国別配分比率は?
次に国別の配分を見てみましょう
米国が半分以上を占めています。
こうして数字で見ると前述の通りアメリカの影響が大きいです。
2番目以降は、日本、英国と続きます。日本はバブル崩壊後から株価低迷が続いていました。
それなのにこれだけ株価が成長していない日本が入っているのはうれしいですね。
利権落ち日はいつ?
2021年のVTの利権落ち日は以下のようになっています。
配当金をゲットするためには、利権落ち日の前日までには購入するようにしましょう
2021年3月23日(火)
2021年6月22日(火)
2021年9月21日(火)
2021年12月21日(火)※予測
配当金は、上記日程から1週間程度で証券口座に振り込まれます
本当に、アメリカは早いですよね。
配当金履歴
221年9月の配当は、0.412ドル/株、配当利回り1.59%でした。2020年以降の配当金履歴は以下のようになっています。
この分だと、昨年よりは高配当で終われそうです
12月は、2020年は12月が最も高配当でしたので、今年も12月の配当が高くなることを期待したいところです。
年間平均リターン
最後は、年間平均リターンです
直近1年はコロナショック後の回復によりリターンが大きくなっています。ただし、それ以前を見ても直近10年は10%以上の年間リターンを記録しており、長期で保有しても十分にリターンが得ることができます。
まとめ ・全世界47ヵ国、約8,000銘柄への投資が可能
・銘柄配分の50%以上が米国であり、米国の影響の大きさはいなめない
・配当利回り約.6%と高くない
・世界経済が継続的に成長するなら、長期的に安定したリターンを得ることが可能
今回のデータは、VTの株価推移以外は、Vanguard社のHPからの抜粋となります。
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