こんにちは米国株のインデックス投資と日本の高配当株でセミFIREを目指す40代サラリーマンです。投資歴はもう10年近くになるのですが、あまりデータ等を気にせずだらだらやってきました。去年から日本の高配当株が気になり、今年からガチで日本の高配当株をやり始めました。きちんと企業情報を調べて高配当株銘柄を選定することで、毎年の高配当がゲットでき、それによってある程度心穏やかに投資を続けることができます。ガチでやるからにはきっちり確認してやっていきますので最後までお付き合いいただけると幸いです。ブログ内の数値はIR BANKのデータを自分なりに加工、企業情報はHPの情報をもとにしています
今回の紹介は、高配当として超有名な銘柄の中で、やっぱり購入してよかったと思う銘柄を紹介します。どこででも紹介されている有名銘柄ですが、改めて紹介します。そんなの知っているよ!という人はさらっと読み飛ばしてください。
【日本高配当株】購入してよかった1つ目の銘柄
1つ目は日本電信電話(9432)です。高配当株銘柄として超有名です。
売上高は11兆9,440億円(2021年度)と国内第一位のトヨタ(27.2兆円)、二位:ホンダ(13.2兆円)、三位:三菱商事(12.9兆円※収益)に次ぐ国内第4位。連結子会社は964社という大企業です。当然、情報・通信業で売上高1位であり、現代の社会になくてはならないインフラ供給企業です。
採点評価からするとこんな感じで、とてもばらつきのある採点ですが、このような大企業となると、成長性も考慮した採点では測れないものがあります。その辺を解説していきます。
まずは問題のなかった項目を一気に紹介します。売上・営業利益率・EPS・有利子負債・有利子負債率・営業CF・配当性向です。推移グラフを見ても基準レベルをクリアや長期的に成長が見られ大きな問題はないです。点数が低かったのは営業利益・自己資本比率・現金・配当利回りです。採点の低かった項目は推移グラフを見ながら考えていきましょう。
まずは営業利益です
基本的には成長傾向はあります。ただし2012までのデータがありませんでした。この点で成長性と前年割れのマイナス評価により得点が低くなっています。ただし2013以降は右肩上がりで問題はありません。
次は自己資本比率です
確かに少し低いです。ただ毎年50%以上(60%超もしばしば)の株主還元を行っています。よって、ある程度低くなっても仕方なさそうです。これが規模の小さい企業でしたら心配になるのですが、ここまでの大企業で、なおかつインフラ関連であるため、いきなり業績が悪化することは考えづらく、積極的な株主還元は好感が持てます。
最後に現金です
現金も下記の通り横ばいですが、横ばいの理由は前述のとおりです。さらに有利子負債(7477億円@21年)と同額以上(9357億円@21年)程度の現金は保有していますので、特に問題はないでしょう。前述の通り、NTTは積極的な株主還元を行っています。そのうちの一つが自社株買いです。毎年2,500億円規模の自社株買いを実行しています。こういった積極的な株主還元も負債以上の現金を有しているからできると考えられます。言い換えれば、いくらでも現金を増やすことはできそうです。
【日本高配当株】購入してよかった2つめの銘柄
次は、さきほどのNTTのところでも少し出てきましたが、三菱商事(8058)です。
皆さんご存じ5大商社のうちの1社で、国内を代表する大企業です。連結対象会社は1,703社、事業も多岐にわたり、この会社がなくなったら経済が成り立たない。という企業です。こちらの銘柄も私の採点はあまり高くありませんでした。というのも長期で見ると成長しているが、景気影響が大きく、前年比較という採点基準を入れると、どうしても点数が低くなってしまいます。NTTの時も記載しましたが、それだけの大企業となると私たちの生活になくてはならない企業となっています。そうすると前年割れの項目があっても、それを盛り返すだけの経済力があり、一概に私の採点では測れないところがあります。こういった大企業で高配当銘柄は様々なところで紹介されていますので、その内容を見て購入するのもありだと思います。
ここからは今まで通り私の採点結果と業績内容を紹介していきます。
採点で行くと営業利益率。有利子負債率・現金・自己資本比率が低いです。利益率は卸売業という業種自体が低い事、有利子負債・自己資本比率は5大商社すべてが同程度であること(後述します)。現金もCFがマイナスではなく、増加はしていないが保有額自体が大きい事。などを考えると業種による業績特徴が大きく。問題はなさそうです。業種内比較でも営業利益率・有リス負債・自己資本比率といったことろは低くなっています。
個別の業績確認をしていきます。
営業利益は前年割れも多いが長期的に見て右肩上がりです。景気影響を受けやすい業種ですので、前年割れがあっても長期で増加しているので問題はないでしょう。営業利益率はかなり振れ幅があります。ここの分析はできていませんが、三菱商事の事業は多岐にわたります。その年で好調な事業も違うと思いますので、それにより年毎の利益率にばらつきが出ていると考えています。
EPSは2016と2021が良くないですが、長期で見て成長傾向にあります。通常はEPSが悪いと配当も下がりますが、三菱商事は累進配当を掲げていますので、1年が悪くても翌年に挽回できていれば問題はないでしょう。自己資本自立は長期で見て右上がりですが、自立自体は30%前後です。ただ次の資料にある通り、5大商社のいずれも自己資本比率は30%前後であり、三菱商事が特に悪いわけではないので、大きな問題はないでしょう。
有利子負債は2018年以降継続的な負債があります。これもほかの商社を見てみると同じよう2018年から負債があり。負債率もいずれも100%超であることから問題なないでしょう。
CFはマイナスはなく良好です。現金はきれいな右肩上がりでなないですが、1兆円以上をキープできています。ただ負債額の7兆円に比べると少ない額であることが気になります。配当は右肩上がりで推移しており問題はありません。前述した通り累進配当政策をとっているため、ほとんど減配することはなく、減配しても翌年には戻っています。配当性向は徐々に右肩上がりに見えますが、35%程度であるため、まだまだ余裕はありそうです。
【日本高配当株】購入してよかった銘柄まとめ
いずれの企業も個別採点結果に影響を受けないだけのインフラ企業であり、少々の採点の低さは気にならない
◆日本電信電話
◆三菱商事
今回は、私の採点はそれほど高くないが、それでも保有している超有名銘柄について紹介しました。いずれも生活必需な企業で売上の大きな企業です。私の採点には成長性も加味されていますので、こういった企業では点数が低くなってしまいます。どこかで業種ごとの上位企業について見ていくこともしてみたいと思います。
以上、今回はやっぱり買っていてよかった超有名日本高配当株銘柄を2紹介しました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。また次の機会にお会いできるのを楽しみにしております。
※投資は自己責任になります。ご自身の判断で投資をお願いいたします。
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