【HDV】米国高配当EFT HDVについて解説 配当利回りは?利権落ち日は?

資産形成

そろそろ配当金が入金される予定のHDV!そんな米国高配当ETFであるHDVについて解説していきます

SPYDとVTについては下記の記事を参照してください

HDVとは?

HDV(iシェアーズ コア米国高配当株 ETF)は、配当水準が比較的高位の米国株式で構成される指数と同等の投資成果を目指している。

概要

HDVの概要を以下に記載します。


HDVは、米国のBLACKROCK社が運用するiシェアーズ コア米国高配当株 ETFのティッカーです。
(ティッカーとはシンボルとも言い、日本株の銘柄コードのように個々に識別するためにつけられた記号です)
配当利回りは3%を超えており高配当であるといえます。
さらに銘柄の選択には、財務の健全性を考慮しており、インカムとキャピタルの両方の獲得を目指すことが可能。
構成銘柄数は75銘柄。
また経費率が0.08%という、低経費率も魅力です。
2021年9月29日現在、楽天証券の米国ETFランキングで14位です。

株価推移


過去10年の推移をみるとコロナショックで大きく落ち込んだ以外は
それほど大きな下落は見られません。
この10年は世界経済が順調に成長してきている証拠ですね。
今後も同様に世界経済が成長し続けるなら、さらなる株価上昇が見込める可能があります。
懸念点といえば、コロナショック後の急激な株価上昇が今後どんな影響を及ぼすか?です。
ここは、定期的に株価推移を見守る必要があります。
HDVは銘柄選択に財務状況も考慮しているため、市場の下げに対して強い印象があります。
2021年9月28日にNYダウが-1.63%(-569.38ドル)の下げだったのに対し、
HDVの下げ率は、-0.79%(-0.7600ドル)であり、下げ幅が抑えられています。

組入銘柄紹介

組入銘柄TOP10は、以下の通りです。

上位10社で50%以上の配分率となっています。
SPYDの様に均等配分ではなく、比重を持った銘柄構成になっています。
それでも日本でも有名が企業が多いですね。

分野別配分比率は?

次に分野の配分を見てみましょう

配分はヘルスケア、エネルギー、生活必需品、通史の上位4分野で約70%となっています。
金融関係の比率があまり高くないです。
逆にSPYDは、金融や公共事業、不動産の3つが上位を占めており、
HDVとSPYDを組み合わせることで、万遍なく業種を網羅できリスク分散が可能す。

利権落ち日はいつ?

2021年のVTの利権落ち日は以下のようになっています。
配当金をゲットするためには、利権落ち日の前日までには購入するようにしましょう

2021年3月25日(木)
2021年6月10日(木)
2021年9月24日(金)
2021年12月13日(月)

配当金は、上記日程から1週間程度で証券口座に振り込まれます
本当に、アメリカは早いですよね。

配当金履歴

221年9月の配当は、0.76413ドル/株、配当利回り3.21%でした。
創業以来の配当金推移は以下のようになっています

2021年が減配傾向であることが気になりますが、基本的に右肩上がりで配当金が増え続けています。また2016年に少し減配しています。
財務健全性も重視しているため、銘柄組み換えによる減配もありますが、
中国を発端として、下記の様な全世界株安が起きています。これによる影響もありそうですね。
-2015年後半の出来事-
2015年後半に中国経済に陰りが見え始め、世界の金融市場に動揺が広がりました。
2016年7~9月期の経済成長率は6.9%と、リーマン・ショックの直撃を受けた09年1~3月期以来、6年半ぶりの低さ。
景気減速を背景とした上海株急落に加え、中国人民銀行(中央銀行)による突然の人民元切り下げもあり、東京やニューヨーク市場を巻き込んだ世界同時株安が起きました。。

年間平均リターン

年間平均リターンです


表より、直近1年はコロナショック後の回復によりリターンが大きくなっています。
ただし、2011年の創業以来のリターンが10%を超えるなど、キャピタルも見込めそうです。
インカムとキャピタルの両方が狙えるのはうれしいですね。

注意点

最後に注意点です。
米国株には、日本国内の税金とは別に米国で10%の課税がかけられます。
こんな感じです
利益100円に対して、まずは米国で10%の課税がかけられる。 →利益:90円
この90円に対して日本国内の課税20.315%がかけられる。 →利益:71.7円
最終的に、28.3%もの課税がかけられます。
この米国での課税は確定申告で取り返せますが、持っている株や収入により申請方法が異なるため
別記事で記載していきたいと思います。

ここまでHDVについて説明してきましたが、
投資に絶対はありませんので、皆さん自身で判断していただき、自己責任でお願いします。

まとめ

・配当水準が高く、財務健全性が高い75銘柄を厳選している。

・直近の配当利回りは、3.21%と高水準である。

・2011年の創業以降の年間平均リターンは10%を超えている。

・インカム、キャピタルの両方が狙える。

今回のデータは、株価推移以外はBRACKROCK社のHPからの抜粋となります。

 

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